金子の沖縄ここ

見てしまう。

プラスがいつも寝そべっている１階のベランダのほうを。



先週の日曜はヤツの「４９日」。

天国という安らぎの場所が本当に存在するのなら今頃あいつは何をしているんだろう？

ガチマヤァ～（食いしん坊）だからクンクンと餌を探しているのか？

それとも海か川を見つけて「泳ぎ三昧」をしているのだろうか？

または他の犬とつるんで走りまわっているのだろうか？

そして疲れたら腹を上にしていびきをかいて寝ているのか？

生前のヤツの性格からして上のどちらもやっているだろうなぁ～


いつの日か私も「あの世」に行ってしまうけど、そこでヤツと会えるだろうか？

会いたいのならいまのうちに“もっと”善行を積まないといけないんだろうか。
今更・・・か？（笑）



もし会えたら最初に何て声をかけよう？！


多分「やぁ～ぬ～そ～が！」が最初に口から出るだろうなぁ～


今でもヤツの死に顔が頭から離れない。
その顔の上に静かに白いガーゼを乗せて箱に入れて火葬しにいったよな。

やせ細っているのに「その身体」は重かった。




子犬のころの毛並みの良いやんちゃで食欲旺盛な頃のヤツも観た。

成犬の凛々しい、筋肉が盛り上がり私でさえも引っ張っていける体力をもったヤツも観た。


今年の初めごろから散歩の途中で不自然な転び方を何度かしたのも観た。

２０ｃｍくらいの段差をあがりかんてぃ～（上がりにくい様子）しているのも観た。

そして段々と食欲が無くなりやせ細った姿も観た。

その後とうとう寝たきりになり自分で起きて排尿・排便ができないときにヤツの身体を支えそれらの行為を
させながらヤツの老いた表情でしきりに廻りをキョロキョロさせる「老犬」の表情もしっかり観た。

排尿したり排便した時は不思議と嬉しかったぁ～

しっかり身体の機能がまだ残っているのだという証拠なんだから。

耳元で「よ～し！ちゃんとおしっこしたねぇ～！お利口！お前はおりこうだねぇ～」
「よ～しよ～し」と褒めてあげていた。




「まぁ～まだまだ先かもしれないが今度会った時はお前の好物の水牛の爪でも持っていくあさぁ～」

多分、ヤツの事だから「俺がボスだからな！」と威張り力強く私を引っ張っていくに違いないな。

「４９日」を終えて思う。

「もう一度犬を飼うのならプラスがいい」と。